2021-10-02 15:35:23
Re②:なでしこ3ではどこに「表示」される?
エディッタや簡易エディタを機能アップしてゆく中で、表示命令やエラーの出力先のコントロールは、 Javascriptのプログラムにより指定する形になっています。 既定の場合、表示の内容は ・cnakoでは、標準出力に出力されます。 ・wnakoでは、「表示ログ」で参照したり「表示ログクリア」でクリアできるので、 その範囲であればなでしこのプログラム内から利用可能です。 となります。ブラウザ上では、適切で常に出力可能な表示先が無いのが一因です。 なでしこでもJavascriptでもどちらでも使える人からすればより柔軟な仕組みなのですが 既定のまま、万人が望んだように動く という動作は有りません。 例えば、命令の説明などとともに用いられている簡易的なエディタでは、以下のようなコードで 表示命令自体を別の中身に置き換えています。 ---- // なでしこの関数をカスタマイズ navigator.nako3.setFunc('表示', [['と', 'を']], function (s) { console.log(s) document.getElementById(displayId).innerHTML += toHtml(s) + ' ' }) ---- (document.で始まる行で、画面上にあるはずの指定した要素に埋め込んでいます。) とりあえず、表示命令の内容が開発ツールのコンソールに出ればということであれば、 ---- ●(Sを|Sと)表示 『(function(s){console.log(s)})』を[S]でJS関数実行で戻る ここまで --- というような感じで命令を再定義してしまうのが簡単です(ただし、既定の命令の置き換えは警告が出ます) 組み込まれている仕組みに従ってエラーや警告として表示される内容も合わせて、総括的に受け取るためには、 nako_loggerの仕組みを理解して、Javascriptでそのためのプログラムを記述する必要があります。 (仕組みの理解するには、対象のソースや利用している部分のソースを読むしか無いです) 現状、用意されたエディッタ以外で使うと、動きが不便であったり、エラー等が確認できなかったり、 再定義された命令で動作が違ったりするので、扱いが難しい感はあります。 (特に思ったように動かない、エラーが出ているような場合に、困ることになるので、 表樹のエディッタや簡易エディッタ以外でプログラムを作成するのは難しいです) |